第一夜 生贄の宴:
通学途中で優美は痴漢に狙われた。
声を出すこともできない彼女に、執拗に繰り返される行為。
なんとかその場は脱出できた優美であったが、
その時から常に、何者かに見つめられているのを感じるようになった。
トイレ、入浴中であろうと視線は、まとわりついてくる。
そして……。
第二夜:
男をアゴで使う高慢な女ファッションデザイナーが
ミスを犯○た部下をなじりまくる。
やがて、彼女は大通りの電話ボックスに全裸で監禁されてしまう。
だが、それは復讐のほんの始まりに
...すべて読むすぎなかった……。
第三夜「水の中」:
水泳部のエース、比奈川泉美は、後輩にとって、憧れの的である。
桜木亜紀もその一人だった。
シャワールームで泉美は誰かが置き忘れていったビニールバックの中にあった、
白いパンティーを見つけ、それが亜紀の物だと知る。
パンティーをそっと広げ、鼻に押し当てる泉美。「亜紀……」
泉美は心から、亜紀を愛していた。
そして翌日、プールサイドで亜紀に近づく泉美
この時から、二人は淫靡な世界へと導かれたのあった……。
第四夜「匣(はこ)」:
葵が目覚めると、そこは四方をコンクリートで固められた薄暗い部屋だった。
あるのはパイプベッドと天井の蛍光灯、そして鉄の扉。
その扉が開く音にビクッとする葵。
鍵が開けられ、扉がひらき、男たちが代わる代わる葵をしていく。
汚辱に満ちながら、遠い目をした葵は回想する。
「いつから私はここにいるのだろう……」
夢か現実か……
葵が訪れた不思議なアンティークショップで買った、
「小箱」を開いた時から始まったのだった……。